夏の終わりの大縁会
2012.08.31
大縁会のようす
夏の終わりの一日に、東近江のヘムスロイド村で大縁会を開催しました。
参加者は各自、地元産の食材を持ち寄り、ロケットストーブでカレーを作りました。
一斗缶を使用し廃木材などを効率よく燃やすことができるロケットストーブは、東日本大震災の際も被災地での煮炊きや暖をとるなどの目的でもてはやされたそうです。今回は株式会社大興製作所さんに準備していただいたロケットストーブ2台を利用して煮炊きをおこないました。火の調節など、初めての体験に戸惑いながらも無事着火。参加者で手分けして準備した野菜や肉を大きな鍋に投入してぐつぐつ煮込みます。
野菜が煮えるまでの間、ベホマさんの外ヨガ教室が開催されました。体の右半分の力を完全に抜くなど、簡単そうで難しい動きにも参加者は果敢に挑戦!
夕暮れの静けさのなか、普段意識しない部分をほぐして、程よくお腹もすいたところで…もう1プログラム!書家の齊藤 江湖さんによる「湖の国カード」和紙への一筆入魂式が行われました。名刺サイズのカード108枚分が切り出せるほどの大きな和紙は、障がい者の働く「ワークセンター紫香楽」で漉いていただきました。そこにあらかじめ、様々な年代の子どもや大人が集う子民家エトコロで手足形をスタンプ。この日は、カラフルででかわいい和紙の上に、齊藤さんに大きく「湖の国のかたち」と書いていただきました。こちらは今後切り分けられ、湖の国しずく隊に入隊してくださった皆様の会員証となります。
その後は、無事完成したカレーや各自が持ち寄った食べ物や飲み物を堪能。木々をゆらす心地よい風を感じながら、滋賀県産の食材を使ったおいしい料理でお腹を満たし、ほどよい運動と参加者同士の交流を楽しむ素敵なイベントとなりました。
(記:河合 未登里)