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ファブリカ村ギャラリー coccori展

2012.01.05


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開催日:1月7,8,14,15,21,22,28,29日(全て土日です)
時 間:11:00~18:00
場 所:ファブリカ村(東近江市佐野町657)




現在、滋賀県の複数の作業所では、機織り機を使い障がいのある人たちが織物を作っています。
 さまざまな素材を用いて個性豊かに織りこまれたそれらの織物は、市場に出るあても無く、そのままの状態で眠っていました。同じ物はふたつと無い、それぞれに独特の表情と風合いがあり、思わず手に取りたくなる織物たち。私たちはその織物を「coccori」名付けました。


福祉作業所で働く障がい者の賃金は全国的に見て月平均でおよそ12,000から13,000円くらいです。障がい者年金とあわせてもとうてい自立できる金額とは言えません。coccoriを織る作業所でもそれは同じことです。


多くの作業所が販売経路の確保に頭を悩ませ、いわば商品が「作りっぱなし」の状態にあるのが現状です。
 そして売ることが出来ない理由にまずあげられるのが、やはり品質の問題です。


ひたむきに「ものづくり」に向き合う障がい者たちにもっと「買ってもらえる商品」が作れないか、そしてきちんと工賃が支払われるようになるにはどうすれば良いか。


立ち上がったのは滋賀を舞台に活躍するデザイナーたちでした。
アートディレクター、グラフィックデザイナー、羊毛作家、縫製家、鞄職人、みんな第一線でものづくりに携わるプロフェッショナルです。


coccoriの魅力を最大限に生かして、coccoriをたくさんの人に届ける。
目的は障がい者が作った物を売って、障がい者へ還元すること。
私たちは障がい者の工賃向上のために活動していきます。

                                  
Team coccori