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「湖の国のかたち」講座 vol.05 ものの価値を高める異業種交流のすすめ

2011.11.10

「湖の国のかたち」講座vol.05では、株式会社ロダン21の品川隆幸社長をお迎えしました。強力なリーダーシップのもと、異業種交流グループ「ロダン21」を立ち上げ、法人化までの組織作りを構築。中小企業の生き残りをかけ「何でも商品化できる集団」としてモノづくりに挑戦されてきたお話を熱く語っていただきました。

講座のようす


今回は、メイド・イン・滋賀・プロジェクト設立1周年の記念講座として開催しました。
まず最初にこの1年間の私たちの活動をスライドショーで振り返りました。
滋賀の魅力を知るための「湖の国の四季物語」、様々を学ぶための「湖の国のかたち講座」など、充実した1年であったことを改めて感じさせられました。そして、このような活動はとても重要であることを再認識し、今後の糧となりました。それにしても食べてるシーンの多いこと・・・


引き続き須藤シンジさんに滋賀の可能性を探っていただきました。
1年前の設立記念講演の講師としてお招きしたことをきっかけに滋賀の魅力を知り、頻繁に足を運ばれるようになった須藤さんの視点から、今後の「メイド・イン・滋賀プロジェクト」の目指していく方向性をお話しいただきました。「農」や「食」を中心に、これから滋賀が取り組むべき事柄のヒントをいただきました。


そして後半は、株式会社ロダン21の品川 隆幸社長のご講演です。東大阪の異業種グループが今日の「何でも商品化できる集団」として注目されるまでのエピソードを、失敗談を交えお話しいただきました。“何でも作れるからといって、自分たちの技術の押し売りをして作られた製品は需要がなく売れ残っていったこと”、“一方的なものづくりではなく、相手の要望を受け止めた上で、求められているもの作ることが大切であるという気づきが、売れる商品づくりへとつながったこと”などをお話しいただきました。そのためには企画開発、デザイン、マーケティングなどの異業種交流、そして連携が必須となることを学びました。
ものの価値が変わりゆく中、人や技術、知識など様々なものが交じり合うことで、「メイドイン滋賀」の活性化を促してゆきたいと思いました。

交流会のようす


「なぎさWARMS」での交流会には、NPO法人メイド・イン・ジャパン・プロジェクトの赤瀬理事長、けっぱれ東北プロジェクトの水野委員長が駆けつけてくださいました。品川社長、アシスタントの横田さん、須藤シンジさんもご参加くださり、アットホームな雰囲気の中、美味しいお料理とおいいい会話で楽しい時間を共有しました。
(記:北川陽子)