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「湖の国のかたち」講座vol.02 幸福感を得るための仕事のかたち

2011.10.14

「湖の国のかたち」講座vol.02では、有限会社ネクスタイドエヴォリューション代表の須藤シンジ氏をお招きしました。障がい者と健常者が隔たりなくくらしていける社会の実現を目指し、ファッションという媒体を通して輪を広げるネクスタイドエヴォリューション。「ピープルデザイン」という観念から学ぶ、みんなが幸せに生活していけるためのものづくり。
 
【ピープルデザインとは?】
ハンディを補って使いやすくするだけのデザインでは、もう人は動きません。『違いは個性 ハンディは可能性』をキーワードに掲げ、ハンディを可能性と捉えそこから新しい歓びを生み、人を動かす力となる。それが「ピープルデザイン」の原点です。

講座のようす


今回は、有限会社ネクスタイドエヴォリューション代表の須藤 シンジ氏にご講演いただきました。
今回のセミナーにもさまざまな業種の方にお集りいただきました。須藤氏は、次男が脳性まひで出生したことをきっかけに、障がいの有無を問わず、気軽に装着できるファッション性の高いユニバーサルデザイングッズを創出。障がいを持つ方のさまざまな問題を、どのように解決していける商品なのかを、実際に手に取りながら詳しく説明していただきました。スニーカーやレインコート、バッグなど機能性にも優れ、尚かつハイセンスなデザインで、障がいのない人にも魅力的な商品ばかりでした。
他にも、須藤氏ご家族でのニュージーランド滞在のお話などから、須藤氏が考える、いろんな人が混ざり合った社会の在り方を学ぶことができました。
セミナー会場の外の廊下では湖の国のかたちをつくる会運営メンバー各社の商品展示が行われました。

交流会のようす


続けて琵琶湖が一望できるレストランに移動し、ディスカッション&交流会が開催されました。ディスカッションは「5年後の自分」をテーマに各々の想いを発表し合いました。障がいのある方の、車いすで琵琶湖を一周する「琵琶イチ」の夢や、滋賀県の仏壇彫刻家の方の、地域を盛り上げていく夢など、お集りいただいた皆様の夢を共有できる機会になったかと思います。その後、おいしいお料理と共に、「メイド・イン・滋賀・プロジェクト」設立会が行われました。

このセミナーをきっかけに、講師の須藤氏に、滋賀県の企業同士の問題解決やマッチングの為にメイド・イン・滋賀・プロジェクトが主催する「須藤塾」の講師・アドバイザーとしてご参加いただいています。